BASH アーカイブ

2020年春、地域は何をオンラインにしたか

2020年春、地域は何をオンラインにしたか
BASH #14 で紹介された岩崎本舗の角煮まんじゅう

2020年、人が移動できなくなったとき、地域の現場は何をオンラインに移したのか。BASH が2020年3月〜6月に開いた3回と、同じ時期にガイアックスが関わった催しから振り返ります。

3月 — 売上を失った家業を、オンラインで囲む

2020年3月27日の BASH #14 は、BASH として初めてのオンラインのみ(ZOOM)での開催でした。長崎の岩崎本舗は、観光客の減少で売上が2月に3割減、3月に4〜5割減。担当者の Twitter に届いた連絡をきっかけに企画され、岩﨑礼司社長から状況を直接聞き、参加者が解決策をワークショップで考える回として告知されました。参加費には、岩崎本舗の角煮まんじゅうセットの郵送が含まれていました。

5月 — 2,000人の想定が、7,500人に

2020年5月30日の BASH #15 は、5月5日に開かれた「親子でオンライン体験フェス」の集客を取り上げました。当初は定員2,000人を想定していたこのフェスは、定員を何度も増やし、当日は7,500人の親子がオンラインに集まりました(7,500人はフェスの参加者数です)。

同じ回には、3月の全国一斉休校に合わせ、専門家55名による52の課外授業を毎日オンラインで配信した「オンライン課外授業」代表のやまだじゅりあさんも登壇しました。

6月 — 観光と宿泊を、オンラインに

2020年6月30日の BASH #16 のテーマは「オンライン観光」です。ハワイで家業のウエディングやイベント事業を営む梅田英実さんは、エイチ・アイ・エスと連携したオンラインツアーで約5,000人の閲覧を集めました。京都で宿「FUJITAYA Kyoto」を営む藤田勝光さんの「オンライン宿泊」は、京都新聞に取り上げられています。

その後 — 地域まるごとのオンライン化へ

同じ年の7月、ガイアックスは第4回のオンライン体験フェスとして「#おうちで四国一周 四国オンライン体験フェス」を共同開催し、四国全土から出展者を募りました。翌2021年には、2年続けて中止になった青森の夏まつりをオンラインで体験する「#オンライン青森夏まつり2021」に、実行委員として参画しています。

BASH の見立て

3月は「一つの家業を、オンラインで囲む」、5月は「イベントそのものをオンラインにする」、6月は「観光や宿泊の体験をオンラインにする」。わずか4か月で、オンラインにしたものの単位が、店から催し、さらに旅へと広がっています。

移動が戻ったいま、このとき生まれた「遠くから地域に関わる」回路は、関係人口や二地域居住のしくみにつながっています。

数字と経歴は、各回の告知とガイアックスの発表に基づきます(役職は当時)。